はめどり! 番外編

02

小さな頃からスポーツ全般が得意で、@@学@時代には県の陸上大会などいくつかの種目で優勝していた由比は、 聖土栄呂学園に入学してすぐに陸上部にスカウトされました...掛け持ちでいいから入ってというのでバレーボール部と 水泳部にも在籍しています。

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でも由比が本当に入りたかったのは柔道部なんです。

取り壊し寸前の旧校舎の一番奥に柔道場がありますが、残念な事にその場所はだいぶ昔から物置同然になっており、 現在聖土栄呂学園に柔道部は存在しないんです....。

諦めきれない由比は1人で柔道サークルを作りました。

もちろん顧問は由比が心から感激した輝かしい柔道の経歴を持つ草野先生です。
(.....草野の自慢する過去や戦歴や飾られている柔道大会での優勝トロフィーなどほとんどがウソか 偽物ですが、由比ちゃんはすっかりダマされています。)

部員を5人以上集めると部活にしてもらえるらしいので、入学直後、由比は柔道部の復活に向けて孤軍奮闘していたのですが...、 今となっては由比も草野先生もそのつもりは全くありません。
せっかく誰も寄り付かない2人だけで使える柔道場なんですからね...。

由比の本音は、放課後に汗だくになるまで草野先生に柔道で揉んでもらい...そのまま寝技から@液を毎日2発くらい射精して欲しいだけなのですが、 先生は体力が持たないと嫌がっているんです。
しょうがないのでいつもは掛け持ちをしている部活動の練習に汗を流しています。
でもたまに草野先生が由比を柔道の練習に誘ってくれるんです。


「オレはお前を襲う暴漢だ、武器こそ持っていないがルール無用だぞ...お前は大好きな柔道で暴漢を打ち倒せ」
そう言って、いつも先生は本気の柔道で由比と戦ってくれないんですけどね......。



この日は約1ヵ月ぶりの練習でした。

放課後になり、由比は速攻で柔道場に駆け込み、道場に一礼をしてから再び駆け足で奥の部室のきしむ扉を開けました。
まだ草野先生は来ていないようです。
使われなくなって久しい道場と部室ですが、由比が一生懸命に掃除や片付けをしたので普通に使う分には支障はありません。
とは言え取り壊し寸前の旧校舎そのものの老朽化は相当進んでいるので、部室の扉の立て付けが悪かったり、あちこちの床がきしんだり、道場の畳の一部が沈んでいたりします(笑)。

一人きりの部室で由比は柔道着に着替えました。
草野先生との練習では下着は着ない決まりなので、その場で制服と下着を全部脱ぎ、1ヵ月ぶりのゴワっとした柔道着に袖を通し黒帯をギュッと巻きました。(由比は中学生の時に昇級して黒帯になったんですよ...先生は間違いなく由比以上の有段者と思うのですが詳しい段数は教えてくれません。)
柔道で体を動かし汗を流せる喜びと草野先生の乱暴なセッ@スを想像し、由比は静かな緊張と興奮で胸が高鳴ってしまいます。

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道場に出て、再び一礼をしてから静かに畳に上がりました。
素足で畳の感触を確かめながら体を動かします。
すり足で移動したり、左右に素早くステップを踏んだり、その場で高くジャンプしたり、畳との摩擦を感じながら動いていると体中の筋肉がほぐれ自然に気持ちも息も高ぶってきます。

そこへ草野先生がのっそりと現れました。

「お願いします!」

静かにホコリの舞う道場に由比の声は響き渡り、元気良くお辞儀をする由比に対し、先生はいささか迷惑そうに眉をしかめ目を合わせようともせずにニヤリと小さく笑いながら部室へ消えました。
先生の着替えが終わるのを待つ間、興奮で胸がドキドキするのを抑える為に由比は体を動かし続けました。

手を軽く出して自分から勢い良く前転し「パーン!」と最後に手を畳に打ち、受け身で体をほぐします。
左右数回ずつ、さらに後方への受け身を数回、その度に「ビーン」と電気が走るような爽やかな痛みが体を包みます。

その時、ぷん.....とかすかなタバコの匂いを感じました。

振り返ると、柔道着に着替えた草野先生が壁に寄りかかり由比の練習を見ながらタバコを吸っていました。
「....せ、先生!、道場は禁煙ですよ!」
「うるせぇ」
と言って草野先生は表情を変えずに煙を吐き続けています。
いつもは先生に対して絶対服従な由比ですが、さすがに柔道場では我慢できずに言ってしまいました。
本当の事を言うと、由比はタバコが大嫌いなんです。
いつもは我慢してるし絶対内緒なのですが、先生のヤニ臭い体臭も息も唾液も一瞬眉をしかめてしまう物なのです。

やがて一服を終えた草野先生は、ムッとした表情のままの由比のそばに近づいて来ました。

「始めるか」

先生はイヤラシい目つきで由比の体を上から下まで舐めるように見ながらニヤニヤしています。
いつもなら視姦されてると思うだけで興奮する由比ですが、この時はなんとか先生から一本取ってやろうと、メラメラとした闘志が心の奥から沸き上がっていました。


道場の中央で一礼をして試合がはじまりました。
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